会長の所信

2025-26年度 会 長

杉 本 憲 一

 
昭和31年(1956年)1月12日、堺ロータリークラブの元会長辻本英一氏の斡旋と指導により結成された多数の有志によるロータリークラブ創設に向けての泉大津クラブの第1回の会合が開催され、泉大津ロータリークラブ創設へと動き始めました。
国際ロータリー第63地区ガバナー石川芳次郎氏の特別代表として辻本英一氏が任命され、ロータリーの精神から綱領、運営等について教示されました。
会員の選出については40数名にのぼる候補者より、会員資格、職業分類等ロータリーのルールに添いつつチャーターメンバー27名が決定しました。
4ヶ月後の5月4日仮ロータリークラブを創設。役員及び理事、各委員を選出し、泉大津ロータリークラブとして、泉大津市を中心に周辺地区も含めて誕生しました。例会場は泉大津商工会議所、事務所を大津毛織株式会社に置き、会長には深井弥之助が就任しました。
続いて5月17日付をもって国際ロータリーの認証が行われ遂に待望の泉大津ロータリークラブが誕生したのである。
6月22日、全国からの来会者209名の中で、チャータープレゼンテーションミーティングを戎小学校講堂(伝達式場)、羽衣荘(披露宴会場)を会場として催しました。
以降例会は毎金曜日12時30分より、定例理事会は毎月初の例会日の11時よりそれぞれ開催となりました。
以上が本年度70周年を迎える泉大津ロータリークラブの創設時の流れです。私はまだ生まれてませんが当時の繊維産業の隆盛の中で泉大津にもロータリークラブをと、若き経営者たちが創設するための手順、組織、例会場、例会日等を議論しながら取り組んだことでしょう。今私たち現役会員は先輩たちが創り上げた泉大津ロータリークラブをより発展させる方向で我がクラブを盛り上げていかなければいけません。
本年度も周年年として70周年実行委員会を立ち上げました。来年5月24日に難波のセンタラグランドホテル大阪で記念式典・懇親会を開催します。現会員が皆元気に活発に活動している泉大津ロータリークラブを再確認し、次の時代に向けてより一層精進し、会員同士の親睦や奉仕活動を中心にこの1年間活動してまいります。
私は今年のテーマとして、
「ロータリー楽しんでるかい!」
「ロータリー愛してるかい!」
を挙げます。
毎週の例会皆さんは楽しんでますか。食事、卓話のたった1時間ですが、明るく笑顔で参加していますか。私の感想としては、ほぼ100%の会員が例会を有意義な1時間として捉えているのでは。もちろん、クリスマス例会、家族例会と親睦事業はありますが、基本は例会です。毎週金曜日の例会がなんといっても基本です。楽しい有意義な例会を行っていきます。
親睦活動委員会を含めたクラブ奉仕部門の皆様よろしくお願いします。
そして、例会に楽しく参加できることが、ロータリーを愛してるに繋がっていきます。
2640地区の本年度の北野治義ガバナーは昨今の会員数減少傾向に関して、会員増強の必要性を訴えてます。ロータリー活動において会員数を増やすことは最重要課題です。会員増強・クラブ研修委員会の活動に含めて、会員の皆様もこんな候補者がいますと提案よろしくお願いします。
身内の会員の中だけで会員増強を求めるだけでなく地域の住民、企業に対して公共イメージの発信も重要です。各種メディアを通じて、献血活動、子供食堂への支援、ダンス&マルシェ事業への協賛含めて、より一層の社会奉仕活動をしていきたいと思ってます。
さて、職業を通じて奉仕する職業奉仕ですが、自分の会社の仕事を通じて実践するには、どうすればできるのかと悩むところですが、他企業の事業の内容を考察しながら自分の会社で社会的な奉仕としてどんなことが出来るかを考えていきましょう。
職業奉仕の理念と倫理を象徴するロータリーの価値判断基準であるロータリーの「4つのテスト」

1. 真実かどうか
2. みんなに公平化
3. 好意と友情を深めるか
4. みんなのためになるかどうか

この「4つのテスト」はロータリアンとしてだけではなく、日常生活や仕事の中でも誠実に行う指針として、常に念頭に置きながら、活動をしてください。
最後に、ロータリーの基盤であります国際奉仕部門ですが、ポリオ撲滅、米山記念奨学事業、地区補助金を通しての奉仕活動に関して、例年同様支援をしていきたいと思ってます。
1年間、会員皆様方のご協力のもと素晴らしい70周年となりますようによろしくお願いします。

2025-26年度泉大津RC会長