会長の所信

2023-24年度 会 長

上 田 秀 朗

 

当クラブは1956年創立ですので、今年で68期目になります。また私も1956年生まれですので、クラブと同じ年齢ということになります。
当クラブに入会させていただき12年が過ぎました。これまで諸先輩方からの様々な指導とともに奉仕の機会を与えていただいたことを心より感謝しております。皆様から頂いたこのご恩は、会長という重責を十分楽しみながら自己の成長の糧とし、会員の皆様にこの一年が楽しい例会で、また有意義な事業を達成したと感じていただくことでお返しさせていただきたいと思っております。
さて、2023-24年度国際ロータリー会長に就任されましたスコットランドのゴードンR.マッキナリー氏は「世界に希望を生み出そう」というテーマを発表されました。私たちはこの数年間で、将来歴史の教科書に載るような2つの大きな出来事を経験しました。それは「コロナ」と「ロシアのウクライナ侵攻」です。
このような世界にロータリーができることは希望をとどけることだとし、世界平和、ポリオ根絶、DEI、メンタルヘルスへの取り組み、これらは「全ては希望から始まり」、「思いやりを中核的価値観としてロータリーを率いていく」としています。
これを受け、国際ロータリー第2640地区2023-24年度谷宗光ガバナーは

「思いやりあふれる!明るく!元気なロータリーへ!」

というテーマを発表されました。ロータリーの基本はロータリアン一人一人であり各々クラブであることを再認識し、今の時代に即したアップデートをした上で活動を展開すべきであるとしました。
ところで、私はロータリーの基本は例会であると思います。
例会に出席する中で友情を育み、親睦の中から自己研鑽をし、奉仕の心を高め、地域社会に戻れば、個人において、職業において、奉仕の心を実践する。これがロータリーライフなのです。このことを見事に言い得ている言葉があります。

―入りて学び、出でて奉仕せよ―Enter to Learn,Go Forth to Serve

これは1947-48年度、ケンドリック・ガーンジー国際ロータリー会長のテーマです。ですから、本年度は例会の充実に力を入れたいと思います。家族例会はもちろんのこと、2023年9月22日には地元出身の作家吉村喜彦(のぶひこ)氏を招いて公開例会を予定しております。まだそのほかにもサプライズゲストがあるかもしれません。港湾美化清掃、献血、子ども食堂などの奉仕活動もこれまで同様に実施します。
これらの親睦、奉仕活動を安定的に、将来に渡って続けていくためにも会員増強にも力を入れていきます。目標は年度終了時45名です。
本来、ロータリークラブは思いやりにあふれ、明るく、元気になれるところですので、それを大いに体感できるように、「入りて学び、出でて奉仕する」という気持ちを忘れることなく、一年間精進してまいります。